私の父は認知症です。
要介護1です。
父には弟が2人います。
2番目の弟の叔父さんは
現在、要介護3です。
3番目の叔父さんは、
自営業で、現役で
仕事を持っています。
不謹慎かも知れませんが
認知症って
面白いです。
父の認知症の始まりは
目的地へのお出かけが
できなくなった事でした。
道を忘れてしまった事から
迷子になり
認知症が発覚したのです。
最近はだんだんと
人を忘れていっている
みたいです。
緩やかに進んでいるのは
分かっていましたが
また一歩前進したな、
と思った出来事がありました。
久しぶりに兄が家に寄った時
父に
「これ、誰か分かる?」
と聞いてみました。
「◯◯◯やろ?」と、
3番目の弟の名前を言いました。
叔父と兄とは20歳程
年齢が違います。
そういえば
デイサービスへ行く時
「おじいさんとおばあさん
ばっかりやなぁー。」
と自分がおじいさんである
自覚が無い発言を、
よくします。
つまり、兄(若い)が
自分の弟でも
おかしくないくらい、
自分が若いと
思ってるんですよね。
いやぁ、認知症
おもしろい。
父の現状の思考を
推測するのも
クイズみたいで
おもしろい。
兄は
「は?ふざけてるんやろ?
分かっとるんやろ?」と
父に忘れられている事を
認めたくないみたいでしたが、
もう父は兄(息子)を
覚えていないのです。
1年に1回会うだけの息子
第一子でも
忘れてしまうんですね。
父に兄の愛称を教えても
キョトーンとしていました。
名前すら忘れてしまった様です。
実は父と叔父(2番目)は
同じデイサービスを
利用しています。
通いだした頃は
父は叔父を
認識していましたが
半年も経たないうちに
「今日は午前中に帰った。」
と言いだしました。
しばらくすると
「今日は来ていなかった。」
と言う様になり
今では、
「は?」と言う顔だけ
する様になりました。
記憶の中の弟(2番目の)
と、要介護3の弟(今)
の様子が違い過ぎるので
認識できないのかも
知れません。
叔父さんは、うつ病から
認知症になりました。
精神科に通っていましたが
予約の日時や
会計なども
できていました。
ただ近所の人、
私たち親族の事など
人との関係性や名前が
分からなくなっていました。
郵便物や、荷物が届くと
受け取りはできるんですが
「何であの人は、こんな物を
置いていくんだ?」
と言っていました。
通っていた精神科へ
一緒に行き、
認知症の検査を依頼したら
拒否されたので
私の父と同じ病院で
検査してもらいました。
ちょっとした会話では
分かりにくい症状だった
らしいのですが
脳の様子で判明し
介護認定を受ける事が
できました。
うつ病の頃は、
車で田んぼに突っ込んだり
池に突っ込んだり
電信棒に突っ込んだりで
車を廃車にし、
救急搬送され
無傷で帰宅(笑)
を繰り返していました。
うつ病になる前
心筋梗塞で
手術を受けていました。
その術後から
どんどんおかしく
なっていきました。
ずっと不眠に悩まされて
睡眠薬を処方されていた様ですが
「足りない。」と
市販薬も服用していた様です。
そんな状態で車の運転を
していたみたいで
今、考えると怖いです。
人に危害を加える事が
無かったのは
不幸中の幸いでした。
叔父の部屋の
片付けをしていたら
いろんな本が
本棚にならんでいました。
小説などの物語が
ほとんどでしたが
「死ぬ」とか「迷い」
「幸福」「不信」「夫婦」
などのワードが
タイトルに入った本が
たくさん並んでいました。
悩んでいたんだな、
と思いました。
叔父さんは、叔母さんと
2人暮らしで
子供はいませんでした。
叔母さんは8歳年上で
2年程の闘病の末
昨年の夏、他界しました。
その前に叔父さんの認知症が
発覚したので
叔母さん(奥さん)の記憶も
ありません。
とにかく、認知症アルアルの
「まだご飯食べてない。」を、
いつも言っています。
何を聞いても
「そんな事までは、
分からんなー。」(笑)
と返事してくれます。
施設では、いろんな事件を
起こしています。
胸くらいの高さの窓から
外に脱走し2km程離れた
川の上の橋で発見されました。
「どうしたの?」と聞くと
「日に当たりたかった。」と。
なるほど。
叔父さんの部屋は西向きです。
夕方まで太陽は見えません。
すごく笑ってしまったのは、
火災報知器を
鳴らしてしまった事です。
「なんで押したの?」
と聞いたら
「つよく押してください」
って書いてあった。と。
あっ、ほんとだ!(笑)
施設のスタッフな方々には
申し訳ありませんが、
なんて面白いんだ!
と思ってしまいました。
認知症アルアルと言えば
「自分のもの」を
覚えているとゆう、
めんどくさい点があります。
ボロボロの服とか、
恥ずかしいので
新しい物を買うんですが、
使わないんですよね。
なぜか。
どうしても
馴染みのある物を
使っている。
ゴミ箱に捨てても、
出してきてまた
使っていたり。
なぜ?
きっと理由はあるんでしょうね。
人生に悩み、
鬱になり、認知症になった
叔父さん。
とにかく真面目で
几帳面な人だったのですが
その面影は、ありません。
自分を解放するために
酒を飲み過ぎて
依存症になり、
認知症になった父。
いつも機嫌がわるく
イライラしていましたが
今は穏やかな顔で
のーんびり
しています。
これから、どのように
なっていくのか
しっかり見届けて
いこうと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
次回は、私の兄妹について
綴りたいと思います。
またお付き合い頂けると幸いです。

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