お?嫌な予感。
「テンペツクルワ」
と言って、今回インドネシアへ
里帰りしたパパ。
必死の里帰りを
していた時と比べると
買い物まで考えるくらいに
心の余裕ができたようで
成長を感じ(笑)
ちょっと嬉しい。
上手くできるのかなぁ〜?
キラキラ(kila-kila)の国のパパは
適当に、なんとなくで、
事を始めてしまうので
正直・・・「めんどくさいな」
という思いが、一瞬あたまをかすめました。
ローカルのパサール(市場)で
売られているテンペ菌は
小さいビニール袋に白い粉という
スタイル。
見た目がまるで
「違法ドラッグ」の様(笑)
心配なので大きなスーパーで
きちんと個包装された
テンペ菌を買ってくるんだと
計画を立てていました。
そして1か月程
パパは実家のある
インドネシアへ
1人で里帰りしていました。
帰国後、
お土産を配り終わり
仕事もひと段落した休日
いよいよテンペ作りを始めました。
テンペとは、大豆をテンペ菌で
発酵させ固めた物です。
素揚げして食べる事が多い
ヘルシーなインドネシアの伝統食です。
年末、味噌作り用の干した豆が
余ったから、と
小粒の大豆をご近所の幼なじみに
頂いていたので、
しっかり丸1日水に浸してから
大鍋でコトコト戻して
冷凍保存してありました。
すると、その大豆を見て
「エ?カワツイテルノー?」
(皮ついてるのー?)
と文句を言いながら
ひとつひとつ丁寧に
皮を取り始めたパパ。
「アーヤラワカスギ」(柔らか過ぎ)
と、文句をブツブツ
言ってきました。
・・・ムカつくでしょー?
ま、無視しますけど。
「アレ?アレ?」と言いながら
スマホでテンペの作り方を調べ始めました(笑)
まさかの、「作り方」「材料」を
検索しています。
今頃?
材料揃えてから始めるのが
常識だと思って生きてきましたが
そんな事はない世界はあるみたい。
YouTube先生の教えを賜り
無事仕込みが終わりました。
そして、我が家のお盆に
仕込んだ大豆(テンペ)
を置きました。
そして、お盆を持って
真剣な顔つきで
ウロウロしているので
「え?何してるの?」と聞くと
「アタカイトコ」(暖かい所)
と、いろんな場所の温度を
確認し始めました。
冬なので、どこも冷えてます。
冬の日本に、そんな所は無い!(笑)
インドネシアならいつでも
どこでも醗酵するんでしょうが
ここは日本のド真ん中の冬。
パパの脳内と現実の
温度差がエグイ。
それでも、どこがいいか
聞いてくるので
冷蔵庫の横の棚を提案しました。
それなのに、ベンチ下の棚を
選び(じゃ、聞くなよ)
入れようとしたら
お盆が大きすぎて入らない。
(ザマーミロ)
我が家の唯一のお盆の上で大豆を
発酵させようしているので
「お盆は使うから、違う物にして」
と言ったら、
プチパニックです。
「ナニガイイ?ナニモナイ」
「ドースル!ドースル!」
もう、質問ではなく、
憤怒です。
自分の構想通りに進まないからって
八つ当たりかよ。
めんどくさーい。
「キガイイ。キシカダメ!」(木ね)
そんな事ないんですけどね。
どうやら、義母(パパのお母さん)
が木の板で発酵させていた様で
パパのテンペ作りの聖域らしい。
まず、ここは日本なんですけどね。
結局、キャンプ用のまな板(竹)
で納得と言うか、
我慢?と言うか、諦め?(笑)
似ているから?(笑)
そのまな板に仕込んだテンペを乗せて
ベンチ下へ入れて落ち着きました。
最近、子育てする中で
娘がパパと似ている事に
気づいてしまいまして。
思考が若いといいますか、
少年といいますか。子供。
直球、直結で口から出てしまう。
外ではビックリする程
無口なんですけどね。
家だから、家族だから
言いやすいのかも知れませんが
他人なのでねー
気を遣えないのかしら?
まぁ、私もたいがいですけど(笑)
そして少年パパは台所を
大豆の皮のスコール(集中豪雨)後
のようにしたまま
テンペの仕込みを終えました。
「ハーっ」と達成感いっぱいの
ドヤ顔でゴロンとしだしたパパ。
台所の汚れっぷりとドヤ顔のパパ。
「本当に、終わったの?これで?」
と聞きました(笑)
ちょっと気まずい表情をしても
片付ける気はなさそうなパパに
「片付けるまでが、
テンペ作りだからね!」と、
小学生の遠足の帰りに先生が言う
テッパンフレーズを
教えてあげました。(笑)
次の日の朝、パパは
ベンチ下のテンペの様子を見て、
ウキウキしていました。
その次の日、気づけば
冷蔵庫の横の棚下に
テンペが移動しているではありませんか!!
自分の判断に自信がないけど、
私の言う通りにするのは
プライドが許さないのか、
本当、めんどくさい。
それから、何回も
テンペの様子を見ては
ほくそ笑んでいたパパ。
私は決して「なんで移動したの?」
とか、「最初からそうしろよ!」
なーんて言いませんよ。(笑)
表面が白く発酵し始めた時、
「ア!デキタ!」
「デモ、アシタカナ。アシタ。」
と、私に言っている。
調理するのは私の様な口ぶり。
「え?私が作るの?」
と聞いてしまいました。
作り方を知らないし、
作っている所を見たことも無いし。
すると、
「オカサンハ、シオ?ミズ?
ツケテゴレンスルヨ!」と。
塩水に浸して、素揚げするんだと言うんですよ。
想像するだけで、油バッチバチにはねますよね。
油はねの掃除とかも
かなり嫌だなぁ〜と思ってしまいました。
とりあえず、パパの言う事を信じていない私は
クックパッドやGoogleに
裏取りしてみました。
すると、なんと!本当に塩水に
しばらく浸してから
素揚げは、正解だったのです!
油はねに注意!と。
パパが正解だなんて
おもしろくない。(笑)
これは、火傷するに違いないぞ、
と思い他の調理法を探しましたが
どうやらローカルが食している
テンペゴレンは
その調理法で作られており、
それが食べたくて
パパはテンペ菌を運んできたし。
悩んだ末に、
塩水で浸した後、
小麦粉を軽くまぶしてから、
揚げる事にしました。
いざ、実食!
「シオアジシナイ」
「デモオイシイ」
大成功(?)でしたー。
ありがとうございます。だろ!
と思いながら。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
次回もお付き合い頂けると幸いです。

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